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2019年にブログを始めました。趣味はゲームが5割、読書やらアニメ鑑賞やらが3割、残りはその都度新しい何かをやってます。

プラモデル表面処理ガイド|ヒケのやすりがけと電動ツールの使い方

この記事は約10分で読めます。

プラモデル制作における関門・・・それが「表面処理」です。生産の過程で必ず発生するプラスチックの伸縮はどうしても切り離せないものです。

プラモデル制作に慣れてきた頃に気になるのが表面処理。つまり、ヒケとの戦いであります。

TTK

表面処理をどこまでやるかがプラモデルの上手さといっても過言ではないかもしれません。

ヒケとは

プラスチックを金型で成形する際、表面にできるうねり(ねじれ)、縮みのこと。

ガンプラなど接着剤を使用しないスナップキットと呼ばれるアイテムにはパーツ同士を接続するためのダボ穴やピンがありますが、これらを形にするときプラスチックが縮み、ちょっとだけ湾曲したり盛り上がったりします。

ヒケ処理が苦手、表面処理とはあまり向き合ってこなかった・・・!そんな方に読んでいただきたい、さくっとお手軽な引け処理の方法を紹介します。

目次

ヤスリがけがどうも苦手・・・そんな方へのオススメアイテム

いきなりですがまずPRさせてください。この記事内にも登場する電動ヤスリを紹介します。

Aさん

ヤスリがけってめんどくさい・・・

Aさん

手が疲れるよね・・・

こういう悩みはよくあります。少しずつ慣れてきた私でもこう思う瞬間はありますし、実際大変な作業なんです。

ヤスリがけは面倒だけどきれいに作りたい!なるべく簡単に表面処理をしたい!そんな方へオススメするのはこのアイテムです。

平面を削るには最強のアイテム・・・それが「アルティマセブン」。ペンを持つ手でパーツにあてるだけであっという間に処理できるスグレモノです。少しお値段は張りますが、時間効率を考えると持っていて損はないアイテムで間違いありません。

まずはヒケを見つける

これは非常に簡単です。ヒケは一言で言えば表面のうねり(ねじれ)ですので、光を当てればパッと見でも分かります。

TTK

よくみると左のパーツは線が入ってますね。

よりわかりやすく色をつけてみました。パーツの裏側には接続用の凸部がありますので、よく見るとオレンジ線の左側にうっすらと歪みがあるのが分かるのではないでしょうか。

光を当てるといっても、部屋の照明で十分です。撮影用にライトを当てていますがそこまでしなくても結構よく見えます。今回はこのヒケを処理していきます。

ヒケを処理する(表面処理)

ヒケが見つかったら処理していきましょう。使用するものは主にヤスリです。場合によってはパテを使う場合がありますが、今回のような平面に対して行う処理では「削る」方向で処理していきます。

使う道具

  • スポンジヤスリ GodHand 神ヤス 400番、600番、800番、1000番
  • メラミンスポンジ
  • 歯ブラシ
  • 電動やすり(お好みで)

私が使っている道具はこんな感じです。電動やすりと、アーバー(先端工具)に取り付けるための神ヤス(2mm)、手動調整用に10mmの神ヤス各種。

電動ヤスリ(ペンサンダー)はなくてもOKです。
あるとめっちゃ早く処理できるのでおすすめ。使い慣れるまでは多少コツを掴むのが難しくはありますが、今はこれがなきゃやってられませんってぐらい重宝してます。

実際に処理する手順

STEP
400番ヤスリでざっくりならす

400番のヤスリを使って平坦にする

表面を400番で均した図。当てた部分は白っぽくなって傷がついています。

ヤスリがけの際はずっと同じ向き・方向からやすり続けるのではなく、縦から横からやってみましょう。
なんなら丸を書いていってもOKです。同じ向きに削り続けると一部を削りすぎたり、斜めになったりしてしまいます。

STEP
600番ヤスリでStep1でついた傷を消す

400番は結構目が荒いのでかなり傷がつきます。400番でついた傷を600番で消していきます。

ちなみに400番のあと必ず600番でやする必要はなく、私はめんどくさがりなので400の次は800を使用しています。スキップしてもOK!

STEP
800番ヤスリでさらに傷を消す

どんどん細かい傷にしていきます。

400のあと800で傷を消した図。かなりきれいになっています。

800番で傷を細かくしていくときも、一定の方向からではなく縦横織り交ぜてやすっていきましょう!

STEP
1000番ヤスリで処理して問題なければ終わり

400番でついた傷を細かくしていき、最終的に1000番ぐらいでザラザラ感がなくなります。

800のあと1000番でさらに細かく。といっても、400→800の時点で結構さらさらまで処理できているので1000番はほとんど使ってませんね。

STEP
ついた削りカスを歯ブラシで落とす

処理するパーツによってはスジや溝がありますので、場合に応じて歯ブラシで粉を除去しましょう。

TTK

ここまで所要時間は30秒ぐらいです。

私の場合は400番を電動ヤスリで使っています。10~15秒ぐらいで400番を終わらせて800,1000は手元で確認しながらちょこっとヤスっていくだけで終わってます。

番手選びについて

今回は400番から使用していますが、選び方のポイントは「歪みの深さ」によります。プラモのヒケ処理であれは240番のような粗い番手だと傷がつきすぎるように思いますので、400番ぐらいが手軽で便利です。

ヤスリの目詰まりにメラミンスポンジ

準備物にメラミンスポンジがありましたね。当然、安っていくと削りカスが付着していきます。

白い粉が削りカスです。歯ブラシや濡れたティッシュなど、削りカスを取り除く方法はいくつかありますが・・・

オススメは メラミンスポンジでこするだけ です。

100均で買えるメラミンスポンジでOKです。削りカスがついたやすりをサッとあてるだけでほとんど落ちます。隙間の細かい粉は歯ブラシ等で落とす必要がありますが、だいたいはメラミンスポンジのみでやっています。

ヒケ処理後

画像上部に別パーツはまだまだ荒いですが、処理した手前のパーツはヒケがなくなったのを確認できますね。

ヤスリがけはなかなか大変ですがきれいに処理できると満足度高いですよ。ひとつずつ処理していくため時間はかかりますが、今回紹介したように電動やすりを使えば時間短縮ができてオススメです。電動やすりはこれだけあれば良いというものではなく、手と電動とでうまく使い分けていくのが一番のコツだと思いますね。

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