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一時的な感情「怒り」の殺し方

この記事を読んでいる方の大半はおそらく、今、腹の虫が収まらない状態なんじゃないでしょうか。

もしくは、興味本位で見てくれている方ですね。

 

いらっしゃいませ。

 

この記事では僕の体験を元にしながら、一時的な感情…とりわけ「怒り」に向き合い、解消し、なんてことなかったなと思えるところまで導くためのものです。

 

まずは気持ちを収めるための読み物だと思ってもらえれば良いかと。
では進めていきましょう。

 

怒りという反応に気づく

怒りという感情に対して気付く。なんだか曖昧な表現の自由に聞こえるかもしれません。

 

気付くというのは、他の眼から見て理解するいわば神の視点で見る行為のことです。

ただ、誰もが神の眼をもっているなんて思いません。急にスピリチュアルな話になって「なんだなんだ?」と訝しむ方もいるでしょう。

神の眼とはイメージしやすいように、まるで自分の遥か上空で誰かが見ているかのように、自分自身で見下ろす想像をします。

 

これをやるには「高い次元にいるもう一人の自分」が必要です。怒りに気付いてあげるには、現在怒りに駆られている自分とは別の視点からでないといけません。以降、監視者と呼びます。

 

自分ともう一人の監視者(自分)を用意できたらいよいよ監視者に意識をもっていきます。

 

監視者は、自分がどんな事柄について怒っているのかを整理します。

どんな流れで、何が起こり、何が引き金で怒ったのか。思いつく限り列挙し、脳内で再現VTRを作ります。

自分がブチギレた内容をこうして1歩引いた所から知る。

これが怒りなんだと、心の反応なんだと理解できるようになります。

怒りの正体

怒りとは、防衛反応です。システムによるガードなわけです。

これより先は不可侵領域、A.T.フィールドによって保護されるはずの聖域だと。

 

自分の価値観、つまるところ許容範囲に土足で踏み込まれた状況に対して、追い払うアクションが相当するでしょう。

 

不都合が起きたとき、恐怖を感じたとき、価値観が揺るがされたとき。

 

様々なトリガーで怒りは誘発されます。

 

怒りは花粉症のイメージととても似ていると思っています。

コップぎりぎりまで緊張の水が貼っていて、限界値を超えたときに溢れ出した感情が怒りです。

 

怒りは、私達の心が溢れ出して制御不能にならないように備わっているシステムだと言えますね。

自己防衛機能の働き

システムが機能するということは、先祖代々私達が正しく受け継がれてきた本能による働きによるものです。

 

自己が所有する前提、思い込みなど、それらを打ち破られないように保護する本能。

怒りとは、往々にして自分自身が受け入れられずに許容量オーバーが形を成したものです。

 

あらゆる生物に搭載されている自己防衛システムは、許容量がそれぞれ異なります。個性といったり、価値観とも言えるためとても曖昧な概念です。

 

定まっていないからこそ、後天的にも影響されます。

 

中学高校で性格が一変した方もいれば、私のように大人になってからでも意識的に変化できたように、変えるきっかけさえあればどうとでも変形していきます。

そして面白いことに、一度変えた心の許容量というのは可塑性をもちます。可塑性とは、簡単に言うと「力をかけたままの形を保つ性質」のことです。

スライムの壁があったとして、思いっきり全力でパンチしても元の形に戻りますよね?

力をかけるとそのままの形で保持するのが可塑性です。

 

心の許容量を上げてさえしまえばいいのです。ちょっとやそっとの事では怒らないようにトレーニングは可能。

僕が体験した一時的な怒り

某日、電車にて...

 

時刻は朝7時40分頃、車両連結部の扉前にいた僕は隣の車両に移動しようとしている人物に突き飛ばされ、危うくコケかけたのであった。

 

非常に賛否両論な話題ですね。

この状況下だとどちらがどう、というのは一概には言えません。

 

ここでの僕の怒りは、情報の整理がつかない咄嗟の判断において少ない情報量と自分の心を重ね合わせた結果に導き出されました。

 

では、その場の現状と背景をもう少し書き連ねてみます。

 

  • 僕はイヤホンを装着し、車内アナウンスが聞こえて喋る声は聞こえないぐらいの音量にしていた。
  • 連結部ドア前のつり革を持っていた。
  • スマホ等は見ずに外を見ていた
  • 激混みではないが、座席の間に立つ人たちをくぐり抜けるにはちょっと狭いぐらい

僕の視点だけで見ると、突き飛ばされたいきなりの出来事と、バランスを崩して怪我しそうになったこと、意識の外から急激な攻撃を受けたことで、瞬時に爆発しかけました。

 

この話を誰かにしたとき、人によっては「そんな場所に立つからじゃないか」とも言われるでしょう。

当事者でもそんな判断ができるか?というのは一旦おいといて、冷静になってみれば確かにその側面もあります。

 

人は誰かの事柄は冷静になって見れるのに、自分のこととなると全然見れていません。

 

だからこそ、監視者の視点で物事を俯瞰するのが良いのです。

 

僕以外の視点をもってもう少し書き足してみます。

  • 僕はイヤホンを装着し、車内アナウンスが聞こえて喋る声は聞こえないぐらいの音量にしていた。
  • 連結部ドア前のつり革を持っていた。
  • スマホ等は見ずに外を見ていた
  • 激混みではないが、座席の間に立つ人たちをくぐり抜けるにはちょっと狭いぐらい
  • 扉の先は女性専用車両
  • どうしても女性専用車両に移動したかった
  • イヤホンをしているので声をかけなかった
  • 無理やり突破するしなかった

相手側の目線から見た情報を足しました。するとどうでしょう。

僕にも十分非があるのが見えてきました。とはいえ、突き飛ばすのはどうかと思いますが。

 

まぁ・・・突き飛ばしてまで移動したかったのかと考えたら、相手のほうが可哀相に見えてきたりしてこれ以上考えても無駄だなって所まで落ち着きます。

 

いきなり突き飛ばされたという表面的な障害で頭がいっぱいになると、ここまで情報を整理できません。

一旦落ち着いて状況を把握し直してみると、どちらか悪いかの判別もつきにくく、結局のところ怒りについて考えるのをやめるのが得策ということになります。

最終的に自分の価値観による善悪の判断でしかないため、答えは十人十色です。

 

注目するポイントとしては「怒り分析」を頭で巡らすことにより、一時的な感情を爆発させないように別の意識で頭の中を埋めてしまうことでしょう。

なるべく反応しない

怒りの感情に気付けたら、次のステップへと移っていきます。こちらは後々できればで構いません。

 

気づく練習を積み重ねると「あ、今自分は怒りの感じているな」とだんだん把握できるようになってきます。

 

怒りの存在に気づくスピードが早くなれば、頭の中から怒りを追い出すスピードも早くなります。

突然の出来事に驚きながらも、短い時間で元の状態に戻れるはずです。

 

一時的な感情というと、体感でいうと15分ぐらいかなと思っています。

15分ぐらい経つ間に、身の回りで起きている様々な内容が頭に入ってくるため、一時的に覚えた感情は徐々に排除されます。

 

それでもダメなら「書き出す」

監視者から見て情報を整理しても、理不尽な出来事に遭遇したときはうまくいかない場合もあります。

そんな時は今僕がこうしてブログに書いているように、どこかに文字として書き出してみることをオススメします。

 

脳内で整理できる情報の数はあまり多くありませんし、時間が経つにつれてどんどん詳細も思い出せなくなっていきますから、言語化してスマホに書いてみたりメモに書いてみたりしてください。

 

どんな事に対して自分が怒りを感じたのかを把握しながら、相手の立場も考慮し、同じようなことが起こらないように務めるのが良いでしょう。

僕は今後できる限り朝のやや混雑時に連結部ドア前では立たないと決めました。

 

 

俯瞰視点で抽象度を上げて、より高次元に物事を処理できれば、怒りという一時的な感情でさえもひとつの形、システムが機能しただけと捉えられるようになります。

書き出してより整理しやすい状況に持ち込んで、なるべく早い時間でスッと頭を入れ替えられるように意識してみてください。

一時的な記憶を阻害する

たとえば、ここに並び上意味のない雑多な単語の羅列があったとします。

みかん パン ドリル スマホ 英単語 犬 水 扇子 牛乳

これを一時記憶(短期記憶とも言います)に留めて暗唱できるようになったあと、別のことに意識を向けてみます。

 

例をあげてみると、もしあなたが社会人で昼から大事なプレゼンを控えているとしましょう。

 

プレゼンでもっとも伝えるべき内容は何だったか?

プレゼンの先に狙うものは何か?

話す内容はちゃんと覚えているか?

 

その他には

客先までの道をちゃんと覚えているか?

予想外が起きた時の対処はどうするか?

 

など、今後の予定について思考を巡らせます。

 

10分15分ぐらい、少し経ってからさきほどの単語の羅列を思い出そうとしてみてください。きっとほとんど覚えていないでしょう。

記憶というものは、短期記憶から長期記憶へと情報が刻み込まれて初めて想起(おもい出せること)できるようになっています。

 

覚えようと思って叩き込んでも、いわゆる付け焼刃的な一時記憶ではすぐさま忘れてしまう。これは脳の本来の機能で正しく動作していることを意味します。

私達の世界では、常に情報の奔流が身の回りに漂っています。

 

履いている靴下の感触、聞こうとした音に意識を向ければ不思議と聞き取れたり、呼吸や瞬きを意識してしまうとずっと頭から離れなくなってしまったり。

私達の身体がもつセンサーは常時ONですが、意識を向けるとより一層強く検知できるシステムなんです。

 

これほど多くの情報を常にキャッチしている私達は、必要のない情報を忘れなければいけません。

いくら脳が果てしないHDD容量を持っていたとしても、不要な情報ばかり保存しているとすぐオーバーしてしまいますから、脳がフィルターをかけているんですね。

 

だから、忘れて当然なんです。忘れるように私達はプログラムされているからです。

 

一時的な感情を記憶すると、怒りが収まらないといった状態になります、

怒りは強烈な体験となって一時記憶に無理やり入り込んできます。怒りに気づく前にやっていた動作、覚えようとしていた内容もすっかり忘れてしまうなんてよくあることです。

 

これを逆手に取って、一時的な記憶へと入り込んできた感情を消すために別の事柄へと意識を向けるべきでしょう。

長期記憶へと昇華されない限り、すぐ忘れますから。

 

一時記憶に無理やり自分のタスクをブチ込んでさえしまえば、もはや怒りの記憶なんてどうでもよい情報へと脳がフィルターをかけ、いずれ忘れていきます。

思い出したとしてもその場の臨場感を追体験するレベルでは思い出せないでしょう。その頃にはくだらない話としてどうでもいい引き出しにしまっておいてください。

 

怒りを原動力にしない

怒りは原動力(きっかけ)だともよく言われます。

 

見返したい、いっぱい食わせてやりたい、色々あります。これらも怒りのひとつです。

 

ですが、怒りという感情は自己防衛の本能だということを忘れないでください。

あなたの心を守るためのシステムであり、不可侵領域なのです。

 

むかつく、見返してやるといった類の感情を持っていたとして、仮に勝った先の未来はどうでしょうか?

原動力として機能していた怒りが収まってしまったら、何を燃やして走ればいいのでしょうか?

 

 

怒りを原動力にするのは、オススメしません。

とてつもないエネルギーで凄まじい速度が出るのは分かります。が、燃え尽きるという可能性を覚えていてください。

 

ただ、怒りの原動力すべてが悪いというわけでもないのは確かです。

僕もこの筆を取ろうと思ったのは情報の整理と、怒りによる原動力でのスタートになっています。

書いていくうちに整理され、どうでもよい記憶に変わっていくうちに原動力を変換していっています。

 

この記事を読んでいるあなたに向けて、どうにか怒りを収めてほしいという思いが原動力になってこの記事を作成しています。

ゆえに、もう既に怒りなどありません。ひとつのエピソードとして紹介するための一部の記憶でしかないのです。

 

一時の感情「怒り」を消す方法

もう一度復習しておきましょう。

怒りは衝動的に受けた物事への心の反応でした。

 

私達の本能が持つ機能が頭いっぱいに入ってしまうため、怒りに支配されていくんです。

そうならないためには怒りの反応を見る監視者、いわゆるもうひとりの俯瞰した自分が必要でしたね。

イメージとしてはより高い空から自分を見下ろすような感じです。

 

そうして自分を取り巻く環境、相手の想像、その場の状況などを整理していった結果、もはやどうでもいい内容にまで落ち着きます。

もしくは、別の事柄へ意識を向けて強制的に頭から放り出すという方法がありました。

 

 

一時的に怒りで頭がいっぱいになった所を自らの意思で上書きし、怒りの矛先を自分に向けないことが大切です。

ひとまず一時記憶を埋め直したら、なぜ、なぜ、なぜと考えたことをどんどん深堀りしていく。

 

時間が経つにつれて一時的な怒りを忘れてしまえばバッチリ。効果ありですね。

 

 

まずは第一歩として「怒っている自分に気づく」ことだけを意識してみてください。

 

この記事を書くにあたって参考にした書籍を紹介して終わりたいと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

 

あえてこれだけ長い文を書いているのは、時間が経てば感情も消えていくからです。

冷静になった頭でもう一度分析してみるのであれば、再発防止策を考えてみたり、僕のようにブログに書いてみたりしてください。

 

では。

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BARREL

FF14新生エオルゼア(β)~蒼天時代の起動編までレイドに参加。律動~紅蓮期間は休止していましたが、漆黒より復帰。FF14とたまにMHW、バイクとカメラづくしな日常を送っています。当ブログへのPR等ご依頼はお問い合わせフォームよりお願いします。

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